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65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が12日、始まった。全国で約3600万人が対象だが、当初のワクチン供給量が少ないため、国から第1陣の配分を受けたのは全市区町村の1割弱にとどまる。多くの自治体は高齢者接種の本格化を5月の大型連休以降と見込み、当初は集団感染のリスクが高い高齢者施設の入所者を優先する自治体も多い。全国最多の300万人強の高齢者が対象となる東京都では同ジバンシィ tシャツ メンズ 同日午前、八王子市で接種が始まった。
国内では2月に米製薬大手ファイザーの新型コロナワクチンが承認され、医療従事者らの接種が始まっている。市町村が主体となって住民向けに行う接種は今回が初めてとなる。新型コロナの感染拡大が続く中、政府はワクチン接種を対策の「切り札」と位置づけており、重症化リスクの高い高齢者への接種を進め、医療への負荷を軽減させたい考えだ。
八王子市では、市役シャネル tシャツ メンズ 階ロビーに設置した会場で午前9時過ぎから接種が始まった。市民らは問診を受けた後、接種を受けた。接種後、副反応の有無をみるためにしばらく待機した。
政府は高齢者向けワクチンの第1陣として先週、全都道府県に計約5万人分を配分。1都道府県あたり約1000人分(東京、神奈川、大阪の3都府県は約2000人分)とごくわずかで、都道府県がどこの市区町村から始めるかを選定した。【横田愛、野倉恵】
ガマの中に設けられた祭壇に手を合わせる遺族ら=3日午後1時10分ごろ、読谷村波平のチビチリガマ(代表撮影)
【読谷】「もうダメだ、自分たちで死ぬほかない」-。沖縄戦で「集団自決(強制集団死)」が起きた村波平のチビチリガマ。本島に上陸した米軍が侵入すると、追い詰められた住民らが肉親を手に掛ける悲劇が起きた。家族で避難していた上原進助さん(87)=米ハワイ州在住=が国際電話で取材に応じ、チビチリガマで見た光景を語った。
【画像】別のガマの中でいまも見つかる遺骨
1945年4月1日、母や妹ら家族とチビチリガマに避難していた上原セリーヌ tシャツ サイズ感 原さんは、米兵と戦うために竹やりを持って出た住民2人が銃で撃たれる音を聞いた。ガマは静まり返り、住民らに絶望感が広がった。翌2日、米兵が「出てきなさい」「殺しはしない」などと日本語で書かれた紙を持ってガマに入り投降を呼び掛けた。だが「捕まれば残酷な殺され方をする」との教えが徹底されていた住民らは応じなかった。
激しく動揺した住民らの中に、毒薬注射を手にする看護師の女性の姿があった。肉親らに打つ姿に「私も死にたい」と上原さんも注射を待つ列に並んだ。上原さんの番になったが退けられ、看護師は最後に残った分を自分で打った。
「アンマー」と泣き叫ぶプラダ tシャツ が響き、娘を刃物で切り付ける母親の姿もあった。住民らが極限状態に追い込まれ、毛布などに火が付けられるとガマに煙が充満した。息ができず苦しむ中、母親が「暗い所で苦しむより明るい所で死のう」と外へ逃げ、上原さんたちは米軍の捕虜になった。
肉親を手に掛けた当時の状況を「米軍に捕まったら天皇陛下に恥をかかせることになるから、自分の始末は自分でするべきだと大人から教えられた。あの時の教育は本当に愚かだった」と振り返る。平和を希求する一人として現在はハワイで牧師として活動する上原さん。3日は、ハワイからチビチリガマでの犠牲者の御霊の冥福を祈った。(社会部?大城志織)
ワクチン接種だけに頼ると、感染者数は増える
新型コロナウイルスのワクチンの高齢者への接種を8月のお盆までに終えても、感染者数に応じて引き続き飲食店の時短要請などをしなければ、感染力が強いとされる変異株が秋には広がり、感染者数が爆発的に増加する恐れがあることが2日、政府が支援する筑波大の研究で分かった。感染拡大の抑止をワクチンだけに頼るには限界があり、専門家はほかの感染拡大防止策との併用が重要としている。(荒船清太)
【グラフ】コロナで亡くなった著名人と国内累計死者数推移
研究は政府の新型コロナ研究の公募プロジェクトの一環。筑波大大学院の倉橋節也教授(社会シミュレーション学)がAI(人工知能)を用い、感染者数が最多の東京都に絞ってシミュレーションを実施した。
これまでの年代別の感染者数や人出の推移などを基に、接種の進行と感染拡大の推移を試算。データの制約から、高齢者は実際の優先接種対象の65歳以上ではなく、60歳以上とした。
試算によると、60歳以上の接種を8月12日に終えても、飲食店の時短要請やイベント制限などの対策を取らないセリーヌ tシャツ コピー いと、春に第4波、秋に第5波を迎える。
都内の英国型変異株の感染者数は10月20日に1日当たり22万9300人に達し、1月の緊急事態宣言時の全感染者の100倍近くに。重症者は2万9300人に上る恐れがある。ただ、1日当たり感染者数が500人を超えた時点で対策を取れば、感染者数のピークは1日当たり1700人、重症者数200人にまで下がる。
さらに優先接種対象を高齢者の同居家族など感染を拡大させやすい若い世代に広げると、感染者数は920人、重症者数は120人にピークを抑えられる。
倉橋教授は「変異株の拡大をいかに抑えるかが重要。優先接種対象を広げたり、人出の抑制など他の対策を組み合わせたりすることも必要だ」としている。
■同居家族追加で効果大
研究では高齢者の同居家族など59歳以下の一部を優先接種の対象に加えると、同じワクチンの接種スピードでも感染拡大防止効果が大きいことも判明した。
厚生労働省によると、離島では高齢者以外にも集団接種を認めるなど、供給量によっては接種方法に裁量の余地がある。現時点で予定シャネル ナイキ tシャツ していないものの、新たな知見が十分に得られれば国の基準を見直すこともあるといい、こうしたシミュレーションが進めば、ワクチンの有効活用がさらに進む可能性がある。
倉橋教授がAI(人工知能)を用いた研究によると、優先接種の対象を変えるだけで、同じ接種スピードでも感染拡大が抑えられる。
原因の一つは、年齢層によって感染の広がり方が違うことだ。研究では59歳以下が60歳以上に感染を広げる確率は、60歳以上が59歳以下に広げる5倍と推定されることが判明した。
60歳以上よりも重症化はしにくいが、感染は広げやすい59歳以下の一部に優先接種の対象を広げることで、60歳以上への感染の広がりが抑えられ、一部を除いて重症者の減少も図れることが分かった。
試算によれば、日ごとに優先接種される対象を60歳以上9割、59歳以下1割と仮定すると、60歳以上だけに接種する場合と比べ、ピーク時の英国型変異株の感染者数と重症者数は条件にもよるが、最大で50%程度抑えられる。具体的には高齢者の同居家族にも優先接種するなど、優先接種対象の定義を広げることが考えられるという。