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始球式に登場した、かりゆし58の前川真悟(左はマイコラス)
◆オープン戦 巨人1―3楽天(22日・那覇)
巨人と楽天とのオープン戦前には、沖縄出身の4人組バンド「かりゆし58」が始球式を行った。
ボーカルの前川真悟(33)が、ノーバウンド投球を披露。「ちょうど今日は自分たちのデビュー9周年で、ボールを届かせたいと思って投げました」と声を弾ませた。
田辺徳雄監督(48)は20日、対外試合初戦となる21日の韓国・斗山との練習試合(南郷)に誠、森、山川ら期待の若手を起用する方針を示した。この日、宮崎・南郷キャンプを打ち上げた指揮官は、21日の練習試合について「4番は山川で行く」と明言。17日の紅白戦で本塁打を放つなど、両打力が持ち味の大砲候補に期待を寄せた。
先発は「開幕ローテーションに入ることが目標」と意気込む3年目右腕の誠。2年目の森とフレッシュなバッテリーで初の対外試合に臨む予定だ。
杉内俊哉投手(34)が19日、今季初の実戦登板を果たした。中日との練習試合(那覇)に先発して2回2安打1失点。「普通に投げられたらと思っていた。2イニング投げられたのでそれだけで良かった」と振り返った。
初回。大島の中前打、二盗でいきなり無死二塁のピンチを招くと、2番のルーキー・友永の右前適時打で失点。次打者・井領の打席で二盗を決められて再び無死二塁となったが、後続を冷静に打ち取った。
2回には遠藤、松井佑を連続三振に打ち取るなど持ち味を発揮。「初回に点を取られてしまったけど、2回は何とか自分らしい投球ができた」。例年通り、フリー打撃に登板せずブルペンで投げ込んで調整。今年初めて打者と対戦し、開幕に向けて一歩前進した。
6回無死一、二塁、橋本が猛打賞となる中前安打を放つ橋本
3回1死満塁、同点中前適時打を放つ亀井
◆練習試合 巨人3―7中日(19日・沖縄セルラースタジアム那覇)
巨人の外野争いが、ヒートアップしてきた。橋本到外野手(24)が3安打、亀井善行外野手(32)が2安打と活躍した。大田、松本哲、金城らも実戦で高打率をマーク。長野は開幕に間に合えば“当確”だが、アンダーソン、矢野、兼任コーチの高橋由もレギュラーを目指している。過去に例のない超ハイレベルなバトルは、開幕直前まで続いていく。
安打を重ねるごとに、橋本への歓声と拍手は大きくなっていった。まずは3回無死。小熊の真ん中直球を右前に運ぶと、続く4回2死では左前打。6回には中前打し、4打数3安打と固め打ちした。今キャンプは、実戦5試合で17打数9安打の打率5割2分9厘。「(レギュラー争いは)常に意識してやっています。負けたくないし、開幕スタメンを狙っている」と頼もしかった。
亀井も負けていない。3回1死満塁から右前にタイムリーを放つと、5回2死でも右前打。5戦で打率3割5分3厘と、こちらも猛アピールだ。「橋本、大田、若い選手も調子がいいので、負けてられない。打撃は下半身に力が入っていないというか、まだしっくりきていない部分もあるので、もっとバットを振り込んでいきたい」。オフの自主トレでは一緒に練習を重ねたが、今はライバルとして、火花を散らしている。
宮崎1次キャンプでの紅白戦を含め、ここまで5試合を消化した。各ポジションともレギュラー争いが本格化してきたが、最も激しい競争が繰り広げられているのが、外野陣だ。4番候補にも名乗りを上げる大田は、打率4割5分5厘、1本塁打、8打点と存在感十分。守備力NO1の松本哲は打率5割6分3厘をマークし、課題とされていた打撃面での進化を見せている。加えて、ベテランの金城も4割超え。ハイレベルなバトルが展開されている。
だが、選手層を厚くすることが目的ではない。ある程度スタメンを固定することを理想とする原監督は、「レベルの高い争いになってくれればいいと思う」とうなずく一方で、「(レギュラーが)ずぬけた形で、出てきてほしい」と求めた。リーグ4連覇、日本一奪回のためには、盤石のメンバーをそろえなければならない。高い次元での競争、そこを勝ち抜くだけの実力が、真のレギュラーには必要だ。(尾形 圭亮)
<練習試合:日本ハム6-3DeNA>◇14日◇沖縄・名護
日本ハム斎藤佑樹投手(26)の「バレンタイン登板」は、ほろ苦かった。
14日に沖縄・名護で行われたDeNAとの練習試合に4番手で6回から登板。6、7回と先頭打者に二塁打を許してピンチを招いて失点。8回は3者凡退で切り抜けたが、3回を4安打2失点とやや不満の残る内容になった。
「制球が良くなかった。(打者の)ベルトの付近にきていた」と反省しきりで、次回の挽回への課題を見据えていた。