国会で審議予定の出入国管理及び難民認定法（入管法）の改正案に反対するオンライン署名が４万３４８筆を超え、外国人支援をするＮＰＯ法人「ＰＯＳＳＥ」が１４日、参議院会館で入管庁職員に提出した。署名簿を手渡したＰＯＳＳＥの大学生ボランティアの岩本菜々さんは「一緒にこの社会で生きているメンバーを殺さないで」と外国人保護を訴えた。【木許はるみ／デジタル報道センター】

　署名は、クルド人コミュニティーのある埼玉県川口市で学習支援などをするＰＯＳＳＥが２月２０日からオンライン署名サイト「ｃｈａｎｇｅ．ｏｒｇ」（チェバーバリー tシャツ レディース ェンジ?ドット?オーグ）で展開。ＰＯＳＳＥは、入管法改正案が退去命令を拒む人への罰則規定を設けていることなどを受け、「強制送還に応じない外国人を『犯罪者』とするもの」として、廃案を求めている。

　署名提出に合わせた記者会見には、ＰＯＳＳＥの大学生のボランティアや指宿昭一弁護士らが出席。署名の主催者は、若い世代の中で難民問題への関心が高まっていることや、入管法改正案の廃案後も外国人の権利保護のために法改正に向けて行動していくことを説明した。

　会見に参加した岩本さんは川口市での支援に参加してきた。<セリーヌ tシャツ コーデ p>

　岩本さんは「３歳や４歳の小さいころに、日本に来て、日本の学校に行って、日本で暮らしていく以外に選択肢がない人たち。その人たちにとって、日本は外国ではない。それなのに在留資格がないという一点だけで、働けない、保険に入れない」と指摘する。

　さらに「『１歳の妹がいるけど、（在留資格がないので）保険がなくて病院に行けない』という人もいる。保育士や通訳になりたいという若者の夢が入管の一存で壊されている。一緒にこの社会で生きているメンバーを殺さないで、という本当に強い気持ちで反対している」と訴えた。