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細かった入門した頃の等身大パネルに笑顔を見せた白鵬
大相撲初場所で単独最多33度目の優勝を果たした横綱・白鵬(29)=宮城野=が次なる目標に「V36」を掲げた。白鵬は11日、東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲に参加。集まった4358人のファンを前に「自分のオヤジはモンゴル相撲で6回優勝している。モンゴル相撲は年1場所しかないから年6場所だと36回。その36回を目指して頑張りたい」と新たな野望を誓った。
1968年メキシコ五輪レスリングで銀メダルを獲得し同国初の五輪メダリストとなり、モンゴル相撲の元横綱でもある父・ムンフバトさん。15日から一時帰国するモンゴルではムンフバトさんも過去に受賞し、日本の国民栄誉賞にあたる「労働英雄賞」を受賞予定とあり「親子では初めてらしい。うれしいですね」と誇らしげに笑顔を見せた。ひとまず父と肩を並べることになったが、記録でも父超えを狙う構えだ。
ファンの前では声高らかだったが、イベント終了後の支度部屋では報道陣に背を向けて身支度を整え、一夜明け会見での「審判部批判問題」に触れることはなし。報道陣を遮るように付け人が周りを囲み、車に乗り込んでいった。(安藤 宏太)